相見積の間違ったとり方

見積もり書リフォームなどを考えている人も数多くおられると思います。

リフォームなどをする際にどれくらいの工事期間や内容になるのか知っておくことも大事になりますが、どれくらいの金額になるのか知っておくことも大事になります。金額を知っておかなければ、工事の後にとんでもない金額になっていることがあるからです。金額は見積を取ることで知ることができますが、防水工事などでは素人では相場が分かりにくいところもあるので、相見積を取ること防水工事の相場が把握しやすくなります。

ただ、相見積に関して間違った見積をしてしまうと意味がありません。今回は間違った相見積の取り方を紹介します。

 

■多くの業者から相見積をする

相見積をするときに金額の相場などがしっかり合っているか、一社だけでなく何社かから相見積を取りたいと思うかもしれません。一社だけで相見積もりを取るやり方は、確かにあまり良い方法とは言えないので、一社よりは複数の会社から相見積を取っておくことは良い方法だと言えます。仮に一社のみで相見積を取るならば、この手数料は本当に安いと言えるのか、特約が付いているが一般的なものなのか、諸経費に書いているものは必要なものなのか、比較することができないからです。手数料に関わってくる重要な要素を判断することができないからです。最近では、悪徳業者などもいるので、もしその業者に当たってしまうと高額な料金が発生してしまうことにもなります。

ただ、あまり相見積を多く取ると業者側から断られることもあります。

業者側から断ってきたならば、それはしょうがないことかもしれませんが、相見積は多くの業者から取ってしまうと嫌がられる傾向にあります。悪徳業者だけでなく、良い業者も断ってしまうことがあるため、相見積を多く取ってしまうのは良くありません。2、3社ほどに相見積もりを留めておくことが良い方法だと言えます。

 

■値引きしてしまうこと

同じ図面で同じ材料を使用している相見積をとったときに、大体値引きをしている会社を選ぶ傾向があると思います。金額が安いことはたしかに大事なことですが、その場合は値引きをし過ぎていないか確認することが大事です。取引業者によって無理な値引き依頼をしてしまったゆえに、勝手に材料のグレードを落とされてしまったり、思っていたのと違う仕上げ方をされてしまっていることがあります。また、値引きし過ぎてしまい雑な工事内容となってしまうこともあります。そのような会社は雑な工事内容故に家のメンテナンスもできないほどの事態を招いてしまうこともあります。

金額というのは大事な部分ですが、あまり安い相見積で会社を選んでしまうとしっかり工事をしてくれず、逆にメンテナンスなどの費用がかかってさらにお金を支払う必要性が生じることもあります。会社によって強みとしている部分や大事にしている部分も違いがあるので、会社の特徴をしっかり把握しておかなければ、後で後悔することになってしまいます。

 

■条件をしっかり提示する

相見積を行う際に外してはいけないことは、各社に同一の条件を伝えておくことです。各社に同じ条件を伝えておかなければ、相見積もりで比較することができません。内容が違ってくれば当然、使用する商品のグレードや内容の金額も変わってきます。自分はリフォームをする際、防水工事をする際の条件をあまり知らずに相見積もりをしてしまうと、各社の内容の差が大きくなってしまい、どれが自分にあっている良い会社なのか判断することが難しくなります。自分の条件となることを確認しておかなければ、相見積の意味が無くなってしまいます。

 

■早急に決定してしまうこと

相見積を取るときは各社からの見積を比較しておくと良いですが、ある一社の見積がとても条件に叶っていると思い、自分が依頼した会社から見積もりが来ていないにもかかわらず性急に決定をしてしまうことがあります。自分が金額が安い、条件が良いと思って決定をするのは悪くはないですが、しっかりと相見積もりをせずに決定してしまうと、もっと良い条件で提示してくれていた会社も出てくるかもしれないので、後悔してしまうことになります。早急に決定してしまうよりは、依頼した各社の見積がしっかり届くまで待って確認してから決定を行うのが良いと思います。早急に決定してしまって悪徳業者に当たってしまうこともあるので、落ち着いて決定するようにしてください。

 

■まとめ

相見積もりの間違ったとり方として、早急に決定をしてしまうことや、多くの会社から見積を取ること、値引き過ぎてしまうこと、条件を同一にできていないことなどがあります。これらの方法は大体失敗してしまうので間違った相見積となります。リフォームなどは金額的にも安くはないので、間違った方法で行なってしまうとさらに出費や家へのダメージを受けてしまいます。相見積をして正しく業者を選ぶことは大事なので、参考にしてください。